界面活性剤
界面活性剤
シャンプーの種類やメーカーが多く出回っていて、自分の髪に合った商品を見つけるのは難しいものです。
私たちはヘアクイズを試してみてください。今のあなたに合う製品を見つけるお手伝いをします。https://allhair.jp/
ところで、「シャンプー」についてもう少し詳しくお話します。是非この先も読んでください。
皆さん、基本的には周りの人がオススメするシャンプーを基準にシャンプー選びをしていると思います。ですが、髪質や頭皮の状態も異なっているため、それが自分に合っているとは限らないですよね。もう一つのシャンプーの選び方として、パッケージのデザインで選ぶ「ジャケ買い」が挙げられます。こちらも同じく必ずしも自分に合うシャンプーとは限りません。皆さんこんなことは頭で分かっていても、悩んだ時は見た目のかわいい方を最終的に選ぶことがあります。
それでは、どんなシャンプーの選び方が良いのでしょうか。実際には、シャンプーの種類が多過ぎてここで「これ!」というアイテムをオススメすることはできませんが、ヘアクイズに答えて頂くことでお手伝いできると思います。
また、これから説明する「シャンプー」の詳細について読んで頂くことも、シャンプー選びの際の役に立つかもしれません。
シャンプーについてアミノ酸、有機、化学的、ノンシリコン、ボタニカルといった用語を聞いたことがあるかもしれません。今回、これらについてというよりは、シャンプーの中でもとても重要な成分の1つに注目して、それが髪にどのような影響を及ぼすか詳しく見ていきましょう。
シャンプーには、約60~80%が水、10~30%が界面活性剤で、残りは髪を仕上げるための成分(柔らかくする、ボリュームを出す、抑えるなど)、香り、保存料などが含まれています。
この中で重要な成分の1つは界面活性剤です。どんな界面活性剤がどれくらい使われているかで、髪への影響が変わってきます。高濃度の強い界面活性剤は、皮脂や汚れを取り除き過ぎ、髪が乾燥してしまう可能性があります。一方、低濃度の優しい界面活性剤は、髪の洗い方によりますが、少量の汚れなどを残す可能性があります。乾燥はしにくいですが、他の界面活性剤ほどスッキリとした使用感を感じないかもしれません。
界面活性剤は大きく6つのカテゴリに分けられます。(以下参照)
大体のメーカーは、1種類の界面活性剤だけでなく、目的に合わせていくつもの界面活性剤を混ぜ合わせています。
アニオニック界面活性剤
オススメ:脂性の髪、ノーマルタイプの髪、スタイリング剤をよく使用する人向き-
- ラウリル硫酸Na(SLS)
- ラウレス硫酸Na(SLES)
- ラウリル硫酸アンモニウム(ALS)
- ラウレス硫酸アンモニウム(ALES)
- ココイルイセチオン酸Na(SCI) - SLSおよびSLESよりもマイルド
カチオン界面活性剤
オススメ:ドライヘア、ダメージヘア、うねりのある髪向き
- セトリモニウムクロリド(CTAC)
- ステアラルコニウムクロリド
- ベヘントリモニウムクロリド
- セトリモニウムクロリド
- ジセチルジモニウムクロリド
説明:カチオン界面活性剤は髪を滑らかにし、コンディショニング効果をもたらします。リンスインシャンプーやダメージヘア修復を目的としたシャンプーでよく使用されます。
ノニオニック界面活性剤
オススメ:ドライヘア、敏感ヘア、カラーした髪向き
- デシルグルコシド
- ラウリルグルコシド
- ポリソルベート20
- ポリソルベート80
- コカミドMEA(エタノラミド)
説明:ノニオニック界面活性剤は比較的優しく、自然にある油分や髪の色を取り過ぎないです。乾燥を起こしづらく、やさしい洗浄を求める人に適しています。
アンフォテリック界面活性剤
オススメ:すべての髪質、ノーマルタイプの髪でバランスの取れた優しいシャンプーを求める人向き
- コカミドプロピルベタイン(CAPB)
- コカミドプロピルヒドロキシスルタイン
- コカミドプロピルアミンオキシド
- ココアンホジ酢酸2Na
- ラウリルベタイン
説明:アンフォテリック界面活性剤は様々な髪質に適しています。穏やかな洗浄で、泡を安定させ、毎日の使用に適しています。
ツイターイオニック界面活性剤
オススメ:敏感な頭皮、優しい洗浄を求める人向き
- ココアンホジ酢酸2Na
- コカミドプロピルヒドロキシスルタインラウリルベタイン
- ラウリルベタイン
- コカミドプロピルベタイン(CAPB)
説明:ツイターイオニック界面活性剤はアンフォテリック界面活性剤と似ていて、穏やかさが特徴です。強い界面活性剤で頭皮が敏感になる人に適しています。
ナチュラル界面活性剤
オススメ:自然派またはオーガニックの製品を好む人、普段からやや乾燥気味の髪の人向き
- サボンソウエキス(サポナリア・オフィシナリス)
- キラヤエキス(キラヤ・サポナリア)
- イトランエキス
- デシルグルコシド(ココナッツまたはトウモロコシ由来)
- ラウリルグルコシド(ココナッツまたはヤシ由来)
説明:植物由来のナチュラル界面活性剤。一般的に穏やかで、環境にやさしいです。合成成分を避けたい人、強い洗浄が必要でない髪質の人に適しています。
以上が、シャンプーに使われる界面活性が髪にどのような効果をもたらし、どのように反応するかの説明でした。
シャンプーを選ぶ際、何が自分の髪に合うのか全体像を想像しつつ、その他の成分をチェックすることもお忘れなく!
0コメント